夢幻の月

写真とかゲームとか

帰り道

小学4年の3学期、下校時の出来事。

その日は、一人で通学路を帰っていました。

しばらく歩いていると、白い営業車(今でいうとプロボックス的な)が僕の横に止まりスーツを着た40代くらいの男性が降りて着ました。

何事かと警戒していると、その男性は「君の通っている小学校の6年生の名前を教えて欲しい」と言われました。

僕はてっきり、卒業式も近いので卒業に関係する事なのかと思い、わかる人の名前だけ教えました。

10メートル先くらいに近所のおばちゃんが二人外で立ち話をしていたので、おばちゃんにも聞こうと思いました。

すると、おばちゃんがすごい剣幕で僕を呼ぶので言ってみると、「〇〇君は一人で何をしよっと?」と言うので、「卒業生の名前聞かれてたから教えてたけど、全員はわからないからおばちゃんにも聞こうと思って…」というと、「誰もおらんよ」と言うので振り返ってみたら、そのおじさんも営業車もありませんでした。

あれは何だったのか、何故6年生の名前が知りたかったのか?今となっては謎のままです…。